2009年11月30日

ウオッカが牝馬初のGI7勝目〜ジャパンカップ〜

昨日、東京競馬場で行われた第29回ジャパンカップ(GI)は、 ウオッカオーケンブルースリの猛追をしのぎ(その差2cm!)、牝馬としては史上初のGI7勝目を挙げました。
⇒第29回ジャパンカップの成績と映像はこちら(JRA)

ちなみに、牝馬によるジャパンカップの優勝は、創成期の第3回(1983年)のスタネーラ(イタリア)、オグリキャップとの叩き合いを制した第9回(1989年)のホーリックス(ニュージーランド)に続く史上3頭目。日本の牝馬としては初制覇でした。

ウオッカ(返し馬)
ウオッカ(返し馬)

大接戦のゴール前
▲大接戦のゴール前

ウオッカ(口取り式後)
ウオッカ(口取り式後)

昨年の天皇賞と同じ2cm差での劇的な勝利。場内には涙を流している女性ファンもチラホラ見かけました。 僕はさすがに涙を流すまではいきませんでしたが、あらためて「ウオッカってエライ馬だよな」と思い知らされました。

思い返せば、64年ぶりの牝馬によるダービー制覇、ダイワスカーレットとの死闘を演じた昨年の天皇賞(秋)、力の違いを見せつけ圧勝したヴィクトリアマイル、残り100mから信じられない脚で勝った今年の安田記念、そして3年連続の挑戦で見事に制した今回のジャパンカップ・・・。 どのレースも強烈な印象が残っています。

しかも、そのほとんどのレースが東京競馬場で行われたもの(阪神ジュベナイルフィリーズを除く全GI勝利が東京競馬場でのレース)で、日本競馬史上に残る名牝による数々の名勝負をこの眼で見ることができたのは、一人の競馬ファンとしても嬉しいことです。

ところで、今回のジャパンカップで期待していたグラスワンダー産駒のスクリーンヒーローですが、4コーナーを外からスーッと上がっていったまではよかったのですが、その後全く伸びず13着に惨敗。故障とかしてなければいいんですけど・・・。アグネスデジタル産駒ヤマニンキングリーは、シンガリ負け。ヘロヘロになってゴールしてました。

さて、ウオッカですが、レース後に鼻出血を発症し1ヶ月の出走停止となりました。これで有馬記念への出走はできません。このまま引退するのか、それとも現役続行なのか、その去就に注目が集まりますが、個人的にはもう引退してもいいんじゃないかと思いますね。これだけ実績を残せば十分でしょう。これ以上現役を続けて、ケガとか故障なんかしたら大変ですから・・・。
posted by grass_digital at 14:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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